< 五月&May&ラトのワンコ物語 迷子犬ジュンがくれた1856日 Part12

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

迷子犬ジュンがくれた1856日 Part12

平成19年9月28日(金)


 朝5時過ぎ、いつものように散歩に出る。


相変わらず後ろから来る私のことなどお構いなく引っ張るジュン。


横には生後3ヶ月で3回目のワクチンを終え、3日前から一緒に歩き出したラトがいる。


ラトは必死でジュンについて行こうと歩いている。


(そんなの知らん)とクンクンにおいを嗅ぎながら進むジュン、マイペースである。


池半周した頃、前から良きライバルでありお友達のゴウくんが来た。


レイン&ラトのお散歩だ~い好き

ジュンは走り出した。


目的は大好きなゴウパパさんとパパさんからいただくお雑魚。(なんじゃい、遊ぶのと違うのか?)


いつもの儀式が終わると、ゴウくんとご挨拶。鼻の頭に筋を入れて、ガウガウワンワンいつもより激しい。


「すごい勢いですね。この元気はどこから来るのかねぇ、腕が抜けそううですわ。


特に今日は激しいしね。2匹は大変です。」


「ジュンくん、ラトちゃんを守ってるんですよ。やさしいから。」


「そうかな、だったらガウガウは治りませんね。ではまた明日。」


お友達に会えて今日1日が始まった。ゴウくん、ゴウパパさんとお別れして、残り半周の散歩を終える。


今日もたくさんの人にあった。


「ジュンちゃん元気いいね。ラトちゃん大きくなったね。歩いてるのね。」


いろいろな人から声をかけてもらった。2匹連れての散歩は大変だけど、


2匹だからこそできる新しい発見もいっぱいある。これからが楽しみだと私はワクワクしていた。


今日は、仲良しのワンコとはゴウくん以外会えなかったけれど、朝のひと時満足できた。


 12時前、甲状腺の定期検査のため獣医さんへ行く。血液を採るため針を刺しても怒らないジュン。


いつもだが先生の前ではお利口なのだ。


「ジュンくんはいつも大人しいから、診察しやすいです。」


「ハスキーって大人しいのですか?」


「いえいえ、ジュンくんのような子は少ないですよ。小さい犬でも猛獣みたいに噛み付いてくる子もいますし。」


「そうなんですか、ハスキーってみんな大人しいと思っていました。」


そんな話をしながら無事に診察を終えて帰宅。ラトは家でお利口に待っていた。


 お昼過ぎ、ワンコ仲間で共同注文していた、バッファローのヒヅメが入荷したので、


ペットショップへ取りに行く。


夕方の散歩には持って行こうと思い、分けていたそのとき、ジュンの呼吸がおかしい事に気付く。


何か変、いつもと違う。舌も紫色に見える。


「ジュン、どうしたん?しんどいの?何処か痛いの?」


ジュンはただ、ハァハァと息を吐いているだけだ。


様子を見ようと思ったけれどじっとしていられない。時間外だけど獣医さんに電話する。


「すぐ連れてきてください。」


と言って下さったので、すぐに車に乗せ出発。落ち着いているジュン、


数分後にお別れなんて素振りは少しも見せず、診察台の上でもお利口だった。


「何か飲み込んだりしませんでしたか?」


「はい。辺りを見ましたが、なくなっているものはありませんでした。」


「お昼に来てくれた時は、元気でしたしね。」


「はい。先程まで何もなかったんです。」


「そうですか・・・腫瘍ができていて破裂したということもあるのでレントゲン撮ります。外で待っていてください。」


ジュンを預けて主人と2人待合室へ。


「手術とかあるのかな?少し時間かかりそうやね。どこ悪いんやろ。」


なんて会話をしていたとき、


「今、ジュンちゃんの心臓が止まったんです。」


と先生が出てきた。訳が分からない。涙だけが流れ診察室に入る。


そこには人工呼吸器をつけたジュンがいた。


「何で、何でやねん。ジュン目を開けてよ。」


動かないジュン、涙でジュンが見えない。


「検査もできませんでした。排尿と脱糞があり、その場に倒れて呼吸が停止しました。


ここから持ち直す事は・・・」


先生から説明を受け、ジュンの人工呼吸器を外してもらった。


「原因を調べるには解剖が必要です。」


と言われたが、お腹を切ってもジュンが戻ってくる訳では無いので、


そのまま連れて帰る事にした。大きな箱の中にまだ温かいジュンがいた。


ジュンの心臓が止まり、まだ動物病院にいた時、


モモママさん、モモタくん、リンママさん、リンちゃんが、来てくれた。


いつもの散歩のメンバー。箱に入ったジュンと対面。涙をいっぱい流してくれた。


自分のことのように。(ジュン 最後に大好きなお友達と会えたね。)


家に帰りおじいちゃん・おばあちゃんも来てくれた。


ロロパパさん・ロロママさんも駆けつけてくれた。(ジュン うれしかったよね。


一番に飛んできてくれて。さよならできたね。


 明日、骨になっちゃうけどジュンはみんなの心の中でいつまでも生き続けるんだよ。絶対忘れないよ。)


 悲しくても時間は過ぎる。ご飯の用意もなかなか進まない。ラトのご飯も遅くなった。


いつもなら食い気一番で待てないラトが何も言わずに寝ている。


ちっちゃいのに、わかっているのか、お利口だった。ジュンが教えてくれたのかな?


「ラト、いい子になれよ。お母さん困らせるなよ。」


ってね。「お手!」もできるようになった。


 夜、主人と二人で狭山池に行った。ジュンのリードを持って。(ジュン いつも通り散歩行ってきたよ。)


ジュンと5年間毎日朝夕歩いた散歩コース。涙が流れた。


(ジュン ごめんね。ジュンは涙嫌いだよね。母さんの笑顔が見たいよね。


でも今日は我慢してね。きっと笑って散歩するから。でも今は・・・)


子供たちと一緒に一夜を明かした。ジュンの通夜。


起き上がってきそうな顔、大きな真っ白な手、何度も覗き込んだが目を開けることはない。


まだ実感が湧かない。ただ悲しいだけ。


でも時間がたつに連れて、ジュンの姿が変わっていく、


匂いもきつくなってきた。別れが近づいた事を知らせるかのように。


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ジュンママ

Author:ジュンママ
★五月…2015.5.10生まれ
 シベリアンハスキーの女の子

★May…2015.5.10生まれ
 シベリアンハスキーの女の子

★ラト…2007.6.16生まれ
 ミニチュアダックスの女の子

最新記事
最新コメント
カテゴリ
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
月別アーカイブ
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。